人気商品は何故売れる??
味覚データや消費者調査から分析される商品特徴を公開。

FOODATA(フーデータ)は味・栄養・原材料等の食品に関する「商品データ」と、ID-POS・意識・口コミ等の消費者の行動・嗜好に関する「消費者データ」を掛け合わせ、その分析結果をダッシュボードで可視化できるデータ分析ツールです。

第一回目の今回は、ポテトチップスの定番「のり塩」味のID-POS売上シェアの上位2品を分析してみました。味覚分析と消費者調査を行う事で、売上1位と2位の興味深い”違い”が見えてきましたので、その一部をご紹介します。
 
①味覚分析
FOODATAでは味覚センサーで分析した味データをデータベース化しています。
 
味覚分析イメージ
 
上図のチャートが示す様に、この2商品では塩味(先味)とうまみの余韻に特徴的な違いが出ています。ポテトチップスAは塩味とうまみの余韻を抑え、後味をスッキリとさせた連食性に優れた味わい、一方、ポテトチップスBは味わいのインパクトが強く、後味も際立つ味覚構成となっており、お酒のお供としても存在感を発揮します。
 
②消費者分析
独自の消費者調査データを格納、満足点・不満足点、購入理由、喫食シーン等を分析が可能です。 下記ではそれぞれの商品の喫食シーンのフリーアンサーをテキストマイニングする事で、特徴的な傾向を洗い出しています。
 
消費者分析イメージ
 
喫食シーンを分析すると、ポテトチップスAは「子供」や「家族」といったワードの割合が高く表出、一方でポテトチップスBではビールやおつまみといったお酒のお供としてのワードが多く表出することが分かります。
①味覚分析と②消費者調査を合わせると、味覚分析から分かるそれぞれの特徴が喫食シーンに反映されていることが分かり、それぞれのポテトチップスの特徴が明確になってきます。

FOODATAではこのような味覚分析や消費者調査、加えてID-POS・SNS分析などを掛け合わせて、競合分析、商品コンセプトの策定、リニューアル、、、などあらゆる商品企画・開発のフローをサポートしております。
 
今回のポテトチップス商品についての詳細やFOODATA(フーデータ)に関するお問い合わせについては、こちらからご連絡をお願い致します。